研究課題/領域番号 |
17H02992
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球宇宙化学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
橋爪 光 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (90252577)
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研究分担者 |
山中 千博 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (10230509)
藤谷 渉 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 准教授 (20755615)
掛川 武 東北大学, 理学研究科, 教授 (60250669)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 月岩石 / 揮発性元素 / アンモニア / イオン照射 / SIMS分析 / 月 / カリ長石 / SIMS / 月隕石 / 起源 / イオンインプランテーション / 岩石圏 / 窒素同位体 / 微小領域分析 / 炭素イオン |
研究成果の概要 |
月隕石に含まれる10ミクロン大のカリ長石中のアンモニア態窒素質量分析を実現するために、二次イオン質量分析計(SIMS)を用いた分析技術を新規に開発した。カリ長石に人工的に炭素イオンを照射し、カリ長石中の窒素を人工的に二次イオンとして誘起させた。炭素イオン照射した月隕石のSIMS分析で得られた窒素定量指標は、窒素量が既知のカリ長石標準試料と概ね同じ値であった。このことより、測定した月隕石中のカリ長石には50-100 ppmの窒素が含まれることが推察された。月岩石中の全岩窒素濃度はせいぜい1ppmであることが知られており、カリ長石には約100倍窒素が濃集している新しい知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
月岩石中に含まれる窒素を始めとした揮発性元素の起源と進化の理解は、月だけではなく地球の揮発性元素の様子、ひいては、地球が水惑星となった過程を正しく把握するための鍵だと目されている。今回、微小な造岩鉱物に濃集した窒素の起源を紐解くための基礎技術の開発に成功し、月岩石中の揮発性元素の起源を紐解く新たな突破口が確立された。
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