研究課題/領域番号 |
17H03003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
雲林院 宏 北海道大学, 電子科学研究所, 教授 (40519352)
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研究分担者 |
猪瀬 朋子 京都大学, 高等研究院, 特定助教 (10772296)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | 単一細胞解析 / プラズモン / バイオセンシング / ラマン分光 / 薬輸送システム / ラマン散乱 / 表面増強ラマン散乱 / エンドスコピー / 単一細胞分光 / 増強ラマン散乱 / 単一細胞内視鏡 / DDS / Drug Delivery System / ラマン顕微鏡 / ナノワイヤー / 化学物理 / ナノ材料 |
研究成果の概要 |
本研究では、薬輸送システム(DDS)の細胞内挙動を追従し、より効果的な化学治療設計に貢献することを目的とした。具体的には、細胞内部に侵入して抗がん剤分子と細胞内物質の相互作用を解析する「単一細胞内視鏡法」を新たに開発した。これにより、抗がん剤分子とDNAなど細胞内物質との相互作用を直接観測することが可能となり、今後の化学治療法開発へ大きな貢献が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
次世代の化学治療法として期待される薬輸送システムの細胞内・組織内挙動は、いまだ不明点が多い。そのことが実用化を妨げる一つの要因となっている。本研究で開発した技術を用いることで、これまで議論することが困難であった薬と生体分子の相互作用を時系列で解析することが可能となり、今後の創薬設計、スクリーニングに大きく貢献することが期待される。また本研究で見いだされた抗がん剤分子の細胞内局在化が抗がん特性に関与している可能性も示唆された。このように、細胞内部における抗がん特性を評価する新たな解析技術を提供することにより、医学・創薬の分野への貢献は計り知れないと考える。
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