研究課題/領域番号 |
17H03023
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
上村 明男 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (30194971)
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研究分担者 |
川本 拓治 山口大学, 大学院創成科学研究科, 助教 (70756139)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2020年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | 蛍光材料 / バイオイメージング / 水溶性 / ポリエチレングリコール / 大環状化合物 / ホストゲスト化学 / C3対称性 / アセタール |
研究成果の概要 |
2-スルファニルヒドロキノン二量体を使った新規なバイオイメージング材料の開発を進め、この化合物を水溶性にすることで、BSAタンパクとの結合を水中で行い、蛍光による検出することに成功した。2-スルファニルヒドロキノン二量体テトラメチルエーテルの選択的な脱メチル化を実現し、モノメチルエーテルとその酸化したモノキノンが還元条件での蛍光を発生させる新規試薬として有望であることを見いだした。新規大環状化合物のデルタアレーンの誘導体の合成を行い、その空孔のサイズと形をDFT計算により明らかにした。またメトキシ基の除去とアセタール化を通じて、デルタアレーンの化学修飾に向けた反応の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により我々が開発した新規蛍光染料である2-スルファニルヒドロキノン二量体がバイオイメージング材料として利用可能であることを明らかにした。この成果は生化学分野に新しい検出材を提供することが期待され、この分野の発展に寄与する成果である。また新規大環状化合物のデルタアレーンの化学の基礎的な研究を進め、この化合物群を新しい分子ホストとして活用できる足がかりを得た。この成果も生化学をはじめ材料開発にも新しい方法論をもたらすことが期待できる。
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