研究課題/領域番号 |
17H03025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 公益財団法人微生物化学研究会 |
研究代表者 |
熊谷 直哉 公益財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究所, 主席研究員 (40431887)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2017年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 触媒 / サステイナブル / 反応開発 / 環境調和 / 炭素炭素結合 / 光学活性 / アミド / DATB / サスティナブル / 原子効率 / 環境調和型反応 / 有機合成 / 触媒反応 / 協奏機能 / メカニズム解析 |
研究成果の概要 |
本研究課題は協奏機能型触媒系による廃棄物フリーの重要化学反応の開発を主眼として進めてきた。7-アザインドリンアミドを活用する触媒的不斉炭素炭素結合形成反応の開発においては、有機合成化学において重要となる炭素・窒素・酸素・硫黄・ハロゲン置換基を有するアミド基質を網羅的に触媒的不斉アルドール・マンニッヒ型反応に適用可能であることを示し、連続不斉点を有する鎖状キラルビルディングブロック合成の強力かつ汎用的なツールとして確立させることができた。DATB触媒を用いる直接アミド合成においては、反応機構解析と安価誘導体の導出に成功し、市販触媒として提供することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機合成化学は衛生的な社会生活を営む上で必要不可欠な多くの有用化成品のデザイン・合成・生産を担う学問分野であり、我々の実生活に密着した実用性の高い学問分野である。本研究課題は、効率的な化学反応を可能にする新規触媒技術の開発が主眼であり、触媒化学における基礎研究として新知見の探索とその論理的解析を推進した。また、これら新知見は、有用化成品生産において廃棄物を副生することなくクリーンかつ効率の高い合成プロセスを提供するものであり、将来的な社会還元性も十分に見込めるものである。
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