研究課題/領域番号 |
17H03038
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
一川 尚広 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80598798)
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研究分担者 |
渡辺 豪 北里大学, 理学部, 講師 (80547076)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | ジャイロイド / 液晶 / 脂質キュービック法 / 膜たんぱく質 / 膜タンパク質 / 双連続キュービック液晶 / モノオレイン / アトロプ異性体 / タンパク質結晶 / イオン液体 / シミュレーション / 自己組織化 / 計算科学 |
研究成果の概要 |
生態内における生命現象を理解するうえで、様々な機能性生体高分子の三次元の立体構造を精密に解析することは極めて重要である。本研究では、このような生体高分子の単結晶を作成する方法である『脂質キュービック法』の更なる改良に着目した。この方法において、結晶化の媒体となる双連続キュービック液晶をより深く理解・解明することが不可欠と考え、この液晶を形成する分子を新たに設計・合成し、それらの自己組織化挙動を様々な実験・シミュレーションを駆使して解析した。得られた結果を精査したところ、双連続キュービック液晶に関する新たな設計指針を生み出すことに成功した。また、この構造の新機能も発見することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、双連続キュービック液晶に関する重要な設計指針を得ることができた。 得られた成果は目的通り『脂質キュービック法』の改良に有効である。しかし、双連続キュービック液晶が形成するジャイロイド構造は三次元の連続性を有するナノ構造であることを考えると、サイズ選択分離膜・電解質膜など多様な応用展開において劇的なイノベーションを生む可能性を秘めており、この液晶の理解は、学術的に意義深い。
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