研究課題/領域番号 |
17H03040
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能物性化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
下間 靖彦 京都大学, 工学研究科, 准教授 (40378807)
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研究分担者 |
三浦 清貴 京都大学, 工学研究科, 教授 (60418762)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 光物性 / レーザー / ガラス / 結晶化 / ナノ構造 / 希土類元素 / 光学異方性 / 球面収差補正 / 無機工業化学 / 構造・機能材料 / 応用光学・量子光工学 / 複合材料・物性 |
研究成果の概要 |
フェムト秒レーザーパルスによりガラス内部に形成されるナノ周期構造を光メモリとして実用化するためには、更なる記録密度の向上およびより一般的なガラス組成での長期安定性の実現が必要不可欠である。本研究では、情報ストレージ技術が抱える課題のうち、特に記録ビット形成技術に関して、(技術課題1)記録密度および(技術課題2)長期安定性の解決を目指して、(1)ナノ周期構造を記録ビットとして利用することによる多次元高密度化、(2)ナノ周期構造の形成とガラス組成との関係を明らかにすることによって、永久保存可能な多次元高密度光メモリ技術確立のための指針を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在のデジタル情報社会において、情報を長期間安定的に保存する技術に関する認識が不十分である。その結果、大容量・低コストを追求している半導体・ハードディスク・光ディスク等の記録媒体は極めて脆弱であり、データの寿命はせいぜい数十年程度と非常に短い。恒久的な保存が求められる歴史的、文化的に貴重な公文書や科学情報等に対しては、温度や湿度等による記録データの経年劣化がなく、耐火・耐水性も優れたストレージ技術が必要である。本研究では、超短パルスレーザーによるガラス内部の局所的な改質構造が極めて高い熱的安定性を示すことから、記録ビットとしての応用を目指した。
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