研究課題/領域番号 |
17H03066
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
寺島 崇矢 京都大学, 工学研究科, 准教授 (70452274)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | 両親媒性高分子 / ランダム共重合体 / 自己組織化 / ミセル / セルフソーティング / ハイドロゲル / 温度応答性 / ナノ構造体 / ランダムコポリマー / 両親媒性 / リビングラジカル重合 / 会合体 |
研究成果の概要 |
本研究では、親水性ポリエチレングリコール鎖と疎水性アルキル基を側鎖にもつ両親媒性ランダム共重合体を設計し、これらを水中で自己組織化して、ミセルに代表される精密ナノ会合体を創出した。とくにここでは、ランダム共重合体の一次構造(分子量、組成、側鎖構造)により、ミセルのサイズや会合数、温度応答性を自在に制御できる自己組織化システムの開発と、選択的かつ動的な会合を実現するセルフソーティングシステムの構築により、自己修復性と選択的接着性をもつハイドロゲルやナノ構造材料の創成ヘと展開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、サイズや会合数、温度応答性などの構造・物性因子を自在に制御できるミセル会合体、自己修復性や選択的接着性を持つハイドロゲル、多様なナノ構造材料などの設計指針を与える。これら一連の自己組織化材料は、水中で狙いの特性や機能を発現するカプセル化剤やバイオ材料などとして利用できる可能性を秘めており、医薬分野への応用展開が期待される。本研究は、高分子化学・材料化学における基礎的知見を深化させ、水環境に適応した高機能材料創成を実現し、ライフサイエンス分野への貢献が期待される。
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