研究課題/領域番号 |
17H03068
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
青島 貞人 大阪大学, 理学研究科, 教授 (50183728)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | カチオン重合 / 精密重合系 / 次世代機能性材料 / 立体特異性重合 / 刺激応答性ポリマー / メタルフリー重合 / 交互共重合 / ポリマーの選択的分解 / リビングカチオン重合 / メタルフリーカチオン重合 / 交互共重合体 / 異種機構同時共重合 / ポリマーの選択的分解・切断 / 温度応答性 / 立体規則性 / 物理ゲル化 / ナノ微粒子の配列制御 / 新規開始剤系開拓 / シークエンス制御 / 光開始カチオン重合 / タンデム型重合 / グラフトポリ乳酸 / シリカナノ粒子の配列制御 / 環状アセタール開始剤 / 高分子合成 / 精密重合 / 機能性高分子材料 |
研究成果の概要 |
研究代表者が進めてきた一連のリビング重合を新たな発想で発展させ、これまでにない合成戦略・手法を作り出し、手本になる生体高分子を目指した種々の次世代型材料の創成を行った。たとえば、従来のカチオン重合では困難であった高い立体特異性のリビング重合、シークエンス制御、低環境負荷型のメタルフリーリビング重合などを可能にしただけでなく、極めて低濃度・水中でUCST型温度応答物理ゲル化を示すブロックコポリマー、リング配列した金ナノ微粒子、従来に比べ温和な条件・多様な条件で分解・切断が可能な新しい分解性共重合体などを創成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、精密高分子合成の分野は各種リビング重合の開拓により目覚ましく進展したが、生体高分子と比べるとその制御はまだ稚拙である。本研究では、それらの高度な制御のために、立体構造やシークエンスの制御、様々な反応・重合との融合などの基礎研究の検討を、リビング重合系で進めた。これらは学術的に大きな意義がある。一方、これらの結果に基づき得られた、多くの刺激応答性材料や配列が制御されたナノ微粒子などは産業的にも有用であり、シークエンスの制御から新しく見いだされた選択的分解性材料は社会的にも大きな意義があると考えられる。
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