研究課題/領域番号 |
17H03076
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
チェン リーチュイン 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (40585577)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
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キーワード | 質量分析 / 化学分析 / 高速液体クロマトグラフィー / エレクトロスプレーイオン化 / 超大気圧イオン源 / 高速クロマトグラフィー / エレクトロスプレー / 分析化学 / 高速分析 |
研究成果の概要 |
液体クロマトグラフィー分析の動作温度を上げることで分離効率と速度が向上するという現象とその原理はよく知られているが、従来の方法では溶媒の蒸発と沸騰の原因で、最高動作温度は約90度に制限されている。我々は高圧エレクトロスプレーイオン源を用いて新しい高温キャピラリー液体クロマトグラフィ質量分析システムを開発した。大気圧より高い高圧イオン源を用いることで、溶媒の沸騰問題が解決され、イオン化の安定性と分析の動作温度が160 度まで向上した。耐熱のカーボンカラムと樹脂系カラムは高温高速分析に適することが分かった。開発したシステムに用いて、タンパク質の高速LC-MS分析が可能であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
液体クロマトグラフィー質量(LC-MS)分析は精密検査、タンパク質分析などによく利用されている。新しい高圧ESIを用いて、動作温度100度以上の高温キャピラリーLC-MSは初めて本研究で開発されて、低流量の動作でも速度の促進が実証できた。今後の研究の進展により、従来法では相当時間がかかるタンパク質解析などの分析速度と効率を大幅に上げることが可能となる。
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