研究課題/領域番号 |
17H03077
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
北川 慎也 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50335080)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
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キーワード | 質量分析 / 液体クロマトグラフィー / 周波数分割多重化 / 並列分析 / 二次元同時分離 / 周波巣分割多重化 / 並列分離 |
研究成果の概要 |
本研究では、液体クロマトグラフィー(LC)と電気泳動が直交する二次元同時分離手法と組み合わせることが可能な新規並列導入型MSの開発を行った。通信工学で用いられる周波数分割多重化法を応用し、MSに複数チャネルの試料を導入するためのインターフェイス、適切な周波数でクロマトグラムを変調するためのイオンゲート、そしてデータ処理方法を開発し、一台のMSに2台のLCを接続した同時分析に成功した。開発した手法を発展させて、最大6並列導入が可能な並列導入型MSの開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、オミクス研究に代表される「“系”全体の解析」に基づいた研究の重要性が増しており、複雑な試料成分を分離するための二つの分離機構を組み合わせる二次元分離―質量分析手法(MS)の開発が強く求められている。本研究では、迅速な二次元分離が可能である直交型電気クロマトグラフィーと組み合わせることができる、「並列導入型MS」の開発を行った。これにより、網羅的分析が不可欠である生体関連分野の研究を効率よく進めることが可能になる。また、並列導入型MSは複数台の液体クロマトグラフ(LC)と組み合わせることで、産学問わず多くの分野に低コストで高効率なLC-MS分析を提供できるようになる。
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