研究課題/領域番号 |
17H03083
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分析化学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
塚越 一彦 同志社大学, 理工学部, 教授 (60227361)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 相分離混相流 / 学術的体系化 / 技術的体系化 / クロマトグラフィー / 微小空間 / 抽出 / 微小領域 / 相分離 / 液液界面 / 管径方向分配流 / 分離回収 / 分離 / 二相分離混相流 / PEG/デキストラン / 分離分析 / 動的液-液界面 |
研究成果の概要 |
「相分離混相流」によって生じる2つの液相流れを、移動相と擬似固定相として利用するキャピラリークロマトグラフィーは、独創的な着想に基づいており、他に報告例がない。キャピラリー内の特殊加工や電圧の印加を必要としないため、従来法に比べ、装置および操作における飛躍的な簡素化・簡便化が実現できる。よって、「相分離混相流」を利用するキャピラリークロマトグラフィーを、学術的研究レベルから研究を積み重ねて、市場性を持つような汎用システムへと技術改良することは、大きな意義を有する。本研究では、学問的あるいは社会的にも大きな波及効果を示す「相分離混相流」に基づくキャピラリークロマトグラフィーを開発する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微小領域の流れとして,層流,電気浸透流,非混和混相流がある.二相分離混合溶液を用いて,それらとは異なる流れ,相分離混相流が見出された.相分離混相流には,さまざまな動的液-液界面が観察されるが,環状流は,相分離混相流によって初めて微小領域内に創出されており,興味深い流れである.その創出メカニズムを学術的視点から掘り下げた.さらにTRDFを利用して,クロマトグラフィー,抽出,混合,化学反応に関わる技術開発を行い,技術的体系化を試みた.今後,学術面および技術面において,幅広い研究・開発が行われることが期待される.
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