研究課題/領域番号 |
17H03085
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
|
研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
藤本 健造 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (90293894)
|
研究分担者 |
坂本 隆 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (80423078)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
|
キーワード | DNA光クロスリンク / アンチジーン / 可逆的DNA光架橋 / DNA光操作 / バイオテクノロジー / ゲノム操作 / ダブルストランドインベージョンDNA / 核酸 / 光架橋反応 / アンチジーン法 / ゲノムDNA |
研究成果の概要 |
CRISPR/Cas9などの酵素を用いたゲノム操作が既に報告されており、核酸プローブを用いることによって部位特異的な操作を可能としている。本研究では、光架橋型人工塩基(3-cyanovinylcarbazole)及びその架橋を抑制する人工塩基(シアノウラシル、C3スペーサー)を組み合わせた多機能型光架橋核酸プローブを用いることにより二本鎖DNAへの光架橋に成功している。また、架橋された二本鎖DNAが転写を阻害することも確認できたことから、アンチジーン効果による遺伝子発現の抑制に成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子疾患の根本的な治療としてゲノムDNA操作法が注目を集めている。これまでの水素結合を介したゲノム配列認識ではなく、超高速光クロスリンクを用いることで共有結合を介したゲノム操作に道が開けた。合理的な核酸化学的なアプローチより、正確で定量的な操作法として遺伝子治療分野に貢献が可能となったのではと考えられる。また実際、試験管レベルではあるが、本手法を用いることで転写抑制にも成功しており、核酸医薬分野の一つの手法として位置付けられ、その社会的意義は大きい。
|