研究課題/領域番号 |
17H03110
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子・繊維材料
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
桑折 道済 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (80512376)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | 構造色 / メラニン / ポリドーパミン / 高分子微粒子 / バイオミメティクス / インク / 色材 / コアーシェル粒子 / インクジェット / 人工メラニン |
研究成果の概要 |
本研究では,自然界での構造発色においてメラニンが重要な役割を担っていることから創発し,メラニン模倣体としてポリドーパミンを用いた人工メラニン粒子を作製し,それらを集積することで視認性の高い構造色材料の開発を行った。人工メラニン粒子の形状,組成,ならびに集積構造の制御の観点からの基礎的知見を蓄積した。また,インクジェット法による構造色印字にも成功し,インク色材としての応用展開に向けての道筋を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構造色を発現するサブミクロンサイズの微細構造は光を散乱することから,構造色の白色化が課題となっていた。本研究では,バイオミメティクス的観点から,光吸収能を有する人工メラニン粒子を用いることで,視認性の高い構造発色に初めて成功した学術的に特徴ある成果である。構造色は退色がなく独特の光沢を有することから次世代インクとして期待されており,社会的にも意義ある成果である。
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