研究課題/領域番号 |
17H03125
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機工業材料
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研究機関 | 長岡技術科学大学 |
研究代表者 |
田中 諭 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (20324006)
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研究分担者 |
本間 剛 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (70447647)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 結晶配向セラミックス / 機能性材料 / 結晶異方性 / 磁場 / 焼結 / 光機能性 / セラミックス / 構造・機能材料 / 誘電体物性 / 粉体合成 / 結晶配向 / 透明セラミックス |
研究成果の概要 |
結晶配向透明セラミックスを目指してK(Ta,Nb)O3及びBa2NaNb5O15等について,その粉体から焼結までを検討した.成形段階で非水系溶媒でのスラリー分散性を検討し磁場中でのコロイド成形によりc軸配向成形体が得られた.磁場中での配向性に及ぼす粒子径や磁束密度,配向時間依存性を明らかにした.焼結では異方性焼結を検討した.両物質でアルカリ金属の添加が緻密化と粒成長抑止に効果的であることを明らかにした.高温等方圧加圧焼結により透光性までは達成されBa2NaNb5O15では波長1100 nmで直線透過率が14 %が得られたが,光機能を発現させる透明化に課題が残った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な特色は透明多結晶セラミックスの製造プロセス科学の基盤構築である。多結晶セラミックスは単結晶の特性と多結晶の易製造性をもつ。これまで立方晶系で作製されるが,異方性結晶系では殆ど無く,異方性結晶での粉体合成から焼結までの一連の製造プロセスに関する知見は工業的にも意義がある。また非鉛物質での透明セラミックスを得る知見は,環境への低負荷を促し持続的社会へ貢献する。
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