研究課題/領域番号 |
17H03181
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
熱工学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小宮 敦樹 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (60371142)
|
研究分担者 |
岡島 淳之介 東北大学, 流体科学研究所, 助教 (70610161)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
|
キーワード | タンパク質 / 物質拡散 / 結晶成長 / 位相シフト干渉計 / 機能性膜 |
研究成果の概要 |
本研究では,タンパク質の液相内移動現象を能動制御し,タンパク質高品位結晶化の実現を目指すことを目的としている.マイクロスケールの細孔を有する膜(スマートメンブレン)を用い,膜を介してのタンパク質物質輸送現象を実験的に可視化し,その能動制御の可能性を評価した.可視化実験結果の検証には数値計算を援用し,膜近傍での非定常拡散場を定量評価することで,タンパク質物質拡散の時空間能動制御を可能とする支配因子を評価した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,研究目的にも示したように,タンパク質高品位結晶化の実現を目指している.得られた研究成果から,自然対流が抑制された条件下で容易にタンパク質の高品質結晶を創り出すことが期待でき,タンパク質の分子構造情報を高精度に取得することが可能となる.これによりタンパク質の物性や機能の理解が進み,学術的には創薬や食品学の分野の発展に資する情報が提供でき,また,高品質の薬品等が効率よく生産できることから,社会的意義も大きいものとなる.
|