研究課題/領域番号 |
17H03197
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
根岸 みどり (加藤みどり) 武蔵野大学, 薬学部, 助教 (30300750)
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研究分担者 |
尾上 弘晃 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30548681)
川原 正博 武蔵野大学, 薬学部, 教授 (40224828)
森本 雄矢 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (60739233)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | マイクロデバイス / 組織チップ / 薬剤スクリーニング / 神経科学 / ドラッグスクリーニング / 組織工学 / 再生医療 / 薬物スクリーニング |
研究成果の概要 |
膨大な種類の薬剤や毒性物質の神経細胞に対する影響を短時間で解析するためにドラッグスクリーニングに適した3次元組織アレイを作成した。紐状の神経組織を利用して作製した3次元組織アレイは、組織中心部での細胞死が観察されない、細胞数が均一、アッセイに必要な細胞数がある、形状が均一などの特徴を有していた。z'-factorが0.5以上で薬剤スクリーニングの受け入れ基準をクリアすることができ、細胞死や細胞増殖の評価に用いることができることが示唆された。また神経組織と血管内皮細胞の灌流培養系も確立した。今後は、本系を利用することで神経疾患の新規薬物の探索につながると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2次元培養と組織では薬物の効果が異なることが報告されており、ドラッグスクリーニングに適した3次元組織アレイの開発が求められていた。これまで3次元組織アレイとしては、スフェロイドを利用した抗がん剤のスクリーニングが主流であったが、本研究で開発した3次元組織アレイは、薬剤スクリーニングの受け入れ基準をクリアし、細胞死や細胞増殖の評価を行うことができる新規の組織アレイである。神経組織アレイと血管内皮の共培養系を利用することで、血液中からの組織への薬物取り込みを評価することが可能となり、将来的には大量の薬物スクリーニングに利用できる可能性があると考えられる。
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