研究課題/領域番号 |
17H03216
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
道木 慎二 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10273260)
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研究分担者 |
舟洞 佑記 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (20633548)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | モータドライブ / 耐故障性 / センサレス制御 / パワーエレクトロニクス / 電気自動車 |
研究成果の概要 |
本研究では,耐故障性向上において一般的な『磁気回路・電気回路・センサ等に単に予備を設ける「同種(ホモジーニアス)的な多相化・多重化」』に加え,状態推定によるセンサレス制御の考え方を利用し,『「あるセンサによる測定値」を「他のセンサを組合わせて得られる推定値」と相互補完しあうことで,推定精度,故障検出,故障時の補完などを可能とする「異種(ヘテロジーニアス)的な多重化」』による耐故障性向上の可能性を検討した. 問題設定として,モータドライブにおいて,位置センサ・電流センサのいずれか一方が故障する場合を想定し,その際にも運転継続可能な制御系の構築,制御性能や運転継続可能な条件を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
センサにより計測した結果を利用してシステムの制御を行う場合,センサの故障は致命的な動作停止を招く場合が多い.故障しても停止が許されない用途では同じセンサを複数設置するなどの対策が取られるが,非故障時には余剰のセンサは無駄となる, 本研究では,もともとシステムに取り付けられた異種センサを組み合わせ,他の状態を推定する技術(状態推定技術)を利用することで,余剰なセンサを設けることなく,センサ故障時のバックアップとして利用する手法を提案した.この成果を人命にかかわるよう様な停止が許さないシステムへ適用する事により,センサの故障に強いシステム構築が可能となる.
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