研究課題/領域番号 |
17H03252
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
北岸 恵子 大阪大学, レーザー科学研究所, 特任研究員 (20563860)
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研究分担者 |
川山 巌 京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (10332264)
川井 隆之 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 客員研究員 (60738962)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | テラヘルツ / キャピラリー電気泳動 / マイクロ流路 / 高感度微量分析 / マイクロチップ / テラヘルツ/赤外材料・素子 / マイクロ・ナノデバイス |
研究成果の概要 |
局所場テラヘルツ分光を利用した高感度、高空間分解能のテラヘルツ検出を、マイクロ流路での分離分析の検出法として確立した。マイクロ流路としては、流路を形成したPDMS(ジメチルポリシロキサン)製の使い捨てチップ、および石英製キャピラリーを用い、紫外部、可視部に特徴的な吸収のない糖類、低分子カルボン酸類を測定対象とした。石英製キャピラリーにおいては、電気泳動による低分子カルボン酸の分離を行い、分離ピークの検出に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
広く生体内に存在する糖類、低分子カルボン酸類には可視・紫外部に吸収がないため、その分析には発色団の化学修飾が用いられることが多い。今回の局所場テラヘルツを利用した高感度検出法の開発とマイクロ流路デバイスとの組み合わせにより、前処理なしに、糖類、低分子カルボン酸類が検出できるようになった。一般にテラヘルツ領域では水の吸収が強く、生体系への応用は難しかったが、今回の検出法でその可能性が証明され、生体試料をそのまま分離分析して検出する方向性が拓かれた。
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