研究課題/領域番号 |
17H03260
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
松浦 基晴 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (40456281)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | 光ファイバ給電 / 光ファイバ無線 / モバイル通信ネットワーク / 無線基地局 / ダブルクラッド光ファイバ / 光ネットワーク / 無線通信ネットワーク / 情報通信工学 / 先端的通信 / 非常時通信 / 光源技術 / 光ファイバネットワーク |
研究成果の概要 |
モバイル通信向け光ネットワークのための光ファイバ給電技術の研究開発を行った.本研究課題では,独自技術の高度化を目的として,以下3つの主要成果を達成した.1)電気電力給電が可能な光ファイバ給電系の構築を行い,多チャネル光信号と同時に7 Wの電気電力伝送を初めて実現した.2) 提案する光ファイバ給電系の極限性能の評価の一環として,これまでの給電パワーを大きく上回る150 W給電光を用いた光ファイバ給電系を構築し,優れた安定性と高い電力・信号伝送特性が得られることを明らかにした.3) これまでの知見や技術を総括して,43.7 Wの電気電力の供給を可能とする光ファイバ給電技術を確立した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,モバイル無線通信ネットワークにおける無線基地局への給電を通信インフラである光ネットワークを活用して,実現するものである.これまでの光ファイバ給電技術で給電可能な電力は微弱なものであったのに対し,本研究で達成した技術においては,従来技術と比較して,数百倍の給電能力を達成し,光ファイバ給電技術の新しい可能性を開拓している.また,光ファイバ給電は従来の電力線給電とは異なる様々な特長を有することから,通信と給電を融合した新しい応用技術への波及効果も期待できるものである.
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