研究課題/領域番号 |
17H03264
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
田久 修 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (40453815)
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研究分担者 |
藤井 威生 電気通信大学, 先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センター, 教授 (10327710)
太田 真衣 福岡大学, 工学部, 助教 (20708523)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2019年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 無線センサネットワーク / 確率伝播 / コグニティブ無線 / センサネットワーク / 情報通信工学 |
研究成果の概要 |
多数のセンサによる情報伝送時に個別のセンサ情報を識別する方法として、センサ情報空間・無線物理空間相互情報パッシング法の確立を進めた。まず、センサ空間と無線物理空間を統合的に取り扱う無線資源の最適設計法を確立した。次に、無線物理空間の評価規範として振幅確率分布特性を用いた無線通信と外部干渉を区別する方法を確立した。また、他の無線システムによる干渉の到来タイミング推定法を確立した。そして、センサ情報空間と無線物理空間を相互に交換するグラフカットアルゴリズムを確立した。これより、多数のセンサによる膨大な数の情報パケットの高精度な信号分離を実現し、情報品質を高く保つことができることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
センサ情報空間・無線物理空間相互情報パッシング法は多数のセンサによる無線通信の確立を可能にし、IoT社会に向けたセンサの普及促進に貢献できると期待される。また、本研究では、センサ情報の物理環境を無線通信に取り入れた高品質化を実現しており、今後の無線通信のさらなる高品質化に向けて、伝送すべき情報の特徴が有益であることを指摘した。現在、機械学習や人工知能(AI)などの潜在的な特徴傾向を導出する技術が発達しており、本研究で注目したセンサ情報空間の分析精度のさらなる向上が期待され、多数のセンサによる同時アクセスをより促進できる可能性が高まったといえる。
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