研究課題/領域番号 |
17H03265
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
片山 正昭 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 教授 (60185816)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 光無線通信 / 光無線MIMO / 長距離高速室内光無線 / イメージングMIMO / CDMA / 多元接続 / スマートファクトリ / 第四次産業革命 / 光無線 / 光空間通信 / MIMO / 高密度アレイ / 光CDMA / スマートファクトリー / 光空間伝搬 / 光通信 |
研究成果の概要 |
工場内の産業機器のための無線システムを検討した.光無線MIMOによる基幹ネットワークにおいては,電波系とは異なり,送受信アレイの素子配置が性能に大きな影響を与えること,従来の正方配置より線形配置の方が性能が良いこと等を示した.従来,1m以下の短距離での実験しか行われてなかった光無線MIMOについて,60mの距離で100Mbpsを実験で実現するなど遠距離高速通信の適用可能性を示した.光無線CDMAによるセンサネットワークでは,基地局受信機に閾値自動可変ハードリミタと逐次干渉除去を行う受信機を提案し,特性改善効果を,理論と実験の両面から明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
概念検討に近い実験しか行われていないイメージングMIMOを初め,従来1m以内の短距離で大型のアレイを用いた机上実験的な検討しか行われていなかった光無線MIMOについて,実際的な距離と速度での通信が実現できることを示したことは,新しい研究分野を開拓したものである.またその中で,アレイの素子配置がシステム設計上での重要な要素であることを示した点は,学術的にも工業的にも価値がある.光CDMAシステムについて,信号処理による特性改善を示した点も,実用へ一歩近づけた事を含め意義あるものである.
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