研究課題/領域番号 |
17H03277
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
末廣 純也 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (70206382)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 遺伝子診断 / 進行波電界 / 誘電泳動 / ウィルス感染症 / DNA修飾マイクロビーズ / ウイルス感染症 / 進行波誘電泳動 / DNA診断 / 感染症 / 電気インピーダンス / インピーダンス計測 / PCR / 遺伝子 / DNA / Bio MEMS / 計測工学 / マイクロ・ナノデバイス / 静電気 |
研究成果の概要 |
近年、新型コロナウィルスのパンデミックが大きな脅威となっており、迅速・簡易なDNA診断技術の開発が課題となっている。本研究では、進行波電界を利用した新しい原理に基づき、DNA診断技術の高感度化を目指した。先ず、DNA修飾した多数のマイクロビーズの進行波電界下の挙動を観察し個々のマイクロビーズの速度を定量化するシステムを開発した。その結果、DNA修飾量の増加に伴いマイクロビーズの運動速度が増大することを明らかにした。開発した手法によるDNA検出感度は、DNA修飾量が100DNA/ビーズであった。これは、研究代表者らのグループが過去に開発したDNA診断法に比べ約1000倍の感度である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、新型コロナウィルスのパンデミックが全世界で大きな脅威となっており、迅速・簡易なDNA診断技術の開発が課題となっている。本研究で開発したDNA診断技術は、リアルタイムPCR法などの従来法に比べ低コストであることからより多くの人を対象としたPCR検査を実施することを可能とし、無症状感染者の早期発見に貢献できるものと考えられる。
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