研究課題/領域番号 |
17H03280
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
東 俊一 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40420400)
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研究分担者 |
安東 弘泰 筑波大学, システム情報系, 准教授 (20553770)
丸田 一郎 京都大学, 工学研究科, 准教授 (20625511)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ネットワーク制御 / 制御工学 / 安定性 / ネットワーク |
研究成果の概要 |
複数の動的システムの相互作用によって,大域的な機能を発現するシステムを「ネットワーク化制御システム」という.一般に,ネットワーク化制御システムは,構成要素の特性に相当する「要素ダイナミクス」と,つながりに対応する「ネットワーク構造」の組だと考えられる.このとき,システムの規模が大きくなるに従って,個々の構成要素の情報を得るのが困難になることが知られている.それゆえ,「構成要素が未知だったとしても,システム全体の安定動作を保証するネットワーク構造(つながり)は何か?」が重要な問いとなる.本課題では,絶対安定化ネットワーク構造の設計理論を構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
制御工学において1990年代に確立されたロバスト制御は,限られた量の変動に対しては有効な設計方法を与えた.しかしながら,サイバー攻撃のように,構成要素のダイナミクスを完全に書き換えるような変動に対しては無力であった.一方,絶対安定化ネットワーク構造が明らかになると,これまでの「ロバスト性」という言葉のもつイメージをはるかに超える,絶対的な保証に守られたシステムの設計理論が明らかになる.本課題では,そのような設計理論の基礎を与えた.
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