研究課題/領域番号 |
17H03281
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御・システム工学
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研究機関 | 大阪大学 (2019-2022) 京都大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
杉江 俊治 大阪大学, 大学院工学研究科, 特任教授 (80171148)
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研究分担者 |
丸田 一郎 京都大学, 工学研究科, 准教授 (20625511)
東 俊一 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40420400)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | システム同定 / 線形システム / 非線形システム / 機械学習 / ネットワーク化システム / 閉ループ同定 / 数値最適化 |
研究成果の概要 |
制御器や外部信号情報に関して不確実な情報しか利用できない閉ループ環境内に存在する動的システムを対象として、対象システムの入出力データのみからその数学モデルを構築する閉ループシステム同定に関する研究をおこない以下の成果を得た。対象システムの「安定・不安定」や「線形・非線形」にかかわらず、制御器の不確かな情報下で同定ができるシステム同定の新たな枠組みを提案し、その有効性を詳細な数値例により例証した。対象システムが線形系の場合には、モデル次数を系統的に決定できる手法を提案した。また、線形スカラ系の場合には、制御器情報が全く無い場合にも、連続時間系のモデルを高精度に構築できることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
閉ループ環境下にあるシステムの同定は、従来より産業界において重要な問題であったが、近年では、人間がドローンを操縦するマン・イン・ザループや、ネットワークで構築される大規模システムなどが増え、本課題の対象とする不確実なネットワーク下にあるシステムの同定法がますます重要となっていた。本課題の成果によって、このような問題に対応できる、実用性の高いシステム同定手法が与えられた社会的意義は大きい。学術的にも、不安定系のモデリングに対して、連続時間系・離散時間系を含め、入出力データのみから高精度モデルの構築を可能した点は意義が大きい。
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