研究課題/領域番号 |
17H03291
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 大分工業高等専門学校 |
研究代表者 |
一宮 一夫 大分工業高等専門学校, 都市・環境工学科, 教授 (00176306)
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研究分担者 |
畑中 重光 三重大学, 工学研究科, 教授 (00183088)
新 大軌 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 准教授 (70431393)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | ジオポリマー / フライアッシュ / 高炉スラグ微粉末 / 水ガラス / 苛性ソーダ / エフロレッセンス / 高温抵抗性 / ひび割れ充填材 / 表層劣化 / 補修材料 / 反応メカニズム / 土木材料 / 耐久性 / 配合 |
研究成果の概要 |
ジオポリマー(GP)は,石灰石を主原料としない新しいバインダーで,CO2排出量をポルトランドセメント(OPC)の最大80%削減(全CO2排出量では最大で10%削減可能)である。OPCの弱点である酸や高温に対する抵抗性にも優れ,下水道などの酸性環境,道路トンネルなどの耐火性が必要な構造物へ適用することで,社会インフラの長寿命化や安全性向上に寄与できる。 本研究では,コンクリート代替となりうる可能性が最も高い,フライアッシュの一部を高炉スラグ微粉末で置換したGPの,①吸水にともなう表層劣化現象のメカニズム解明ならびに対策,②高温環境での抵抗性,③ひび割れ充填材としての活用について検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ジオポリマーは,CO2排出量削減、産業副産物の有効利用、インフラの長寿命化に加えて、放射性物質の固定能力を有し,低炭素で高機能な次世代型材料として世界的に期待されており,諸外国では実用化に向けた作業が進んでいる。我が国では2019年から土木学会にジオポリマーに関する研究委員会(土木分野におけるジオポリマー技術の実用化推進のための研究小委員会:委員長 一宮一夫)が設置され,材料,構造の両面から検討が進められている。本研究の成果は,同委員会活動にとっても有用な情報であり,ジオポリマーの実用化に大きく貢献することが期待できる。
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