研究課題/領域番号 |
17H03309
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) |
研究代表者 |
宮田 喜壽 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 教授 (20532790)
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研究分担者 |
篠田 昌弘 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 准教授 (30462930)
野々山 栄人 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 講師 (00624842)
宮本 慎太郎 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), システム工学群, 助教 (60782711)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 性能設計 / 土構造物 / 危機耐性 / 冗長性 / ロバスト性 / 地盤補強 / リスク / 数値解析 |
研究成果の概要 |
土構造物は道路全長の約8割を支えるような重要性の高い構造種別である.この技術に関し,社会基盤の危機耐性を考慮した設計法の構築と構造物の設計に関する国際基準ISO2394への対応が課題になっていることを踏まえ,性能設計の枠組みについて検討した.盛土,重力式擁壁,補強土壁を対象に従来の設計作用を大きく超える条件で振動台実験を行い,地震動の強さ,継続時間,上下方向地震動が土構造物の破壊形態に及ぼす影響について明らかにした.ラグランジュベースの破壊解析法と冗長性・ロバスト性を考慮した信頼性解析法を構築し確定論・確率論的リスク評価法を確立した.以上より道路網の危機耐性向上に役立つ性能設計指針を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
土構造物は,道路全長の約8割を支えるような重要性の高い構造種別である.本研究では,その設計の高度化について研究を行った.研究の学術的意義としては,設計地震動よりはるかに厳しい作用条件に対する土構造物の挙動を実験的に明らかにしたこと,土構造物のリスクを確定論的・確率論的に定量化する数理力学モデルの実際問題への適用性を高めたことが挙げられる.社会的意義としては,災害時の事業継続性や早期復旧が可能になるための技術の高度化や.2015年に改訂された一般構造物の設計法に関する国際基準への対応をスムーズにするための基礎的成果が得られたことが挙げられる.
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