研究課題/領域番号 |
17H03314
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
|
研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
赤松 良久 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (30448584)
|
研究分担者 |
糠澤 桂 宮崎大学, 工学部, 助教 (20725642)
今村 正裕 一般財団法人電力中央研究所, 環境科学研究所, 上席 (50371498)
入江 光輝 宮崎大学, 工学部, 教授 (50451688)
竹林 洋史 京都大学, 防災研究所, 准教授 (70325249)
新谷 哲也 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (80281244)
土居 秀幸 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 准教授 (80608505)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
|
キーワード | 通砂 / 生態系モデル / 河床変動 / UAV / 環境DNA / 総合土砂管理 / 流域 / ダム通砂 / 河床変動モデル / 流域総合土砂管理 / 水工水理学 / 環境水理学 |
研究成果の概要 |
本研究では宮崎県耳川を対象として,ダム通砂が下流の河川生態系に与える影響について検討した.まず,ダム通砂の下流区間においてUAVを用いた土砂動態モニタリングや環境DNA調査によるアユやヒゲナガカワトビケラの現存量の変動モニタリングを実施し,地形変化が生物量の変化に与える影響を明らかにした.また,新たに開発した河川生態モデルによって地形変化が河川生態系に与える影響を定量的に評価可能なことを明らかにした.UAVや環境DNAによるモニタリング手法と開発した河川生態系モデルにより,治水と環境を両立する持続可能な総合土砂管理法を検討することができることが示された.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では耳川を対象に河床形状や生態系の応答に関する実証実験を行い,流砂系の変化に対する河床形状や生態系の応答を明らかにした.また,土砂動態と河川の水質・生態系の連成モデルを開発した.このモデルは生物量を定量的に評価できる点において,学術的に新規性が高い.さらに,UAVや環境DNAによるモニタリング手法と開発した河川生態系モデルにより,治水と環境を両立する持続可能な総合土砂管理法を検討することが可能であることを明らかにしており,今後の河川管理に大きく貢献すると考えられる.
|