研究課題/領域番号 |
17H03332
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
原本 英司 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (00401141)
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研究分担者 |
北島 正章 北海道大学, 工学研究院, 助教 (30777967)
端 昭彦 富山県立大学, 工学部, 講師 (70726306)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
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キーワード | ウイルス / ファージ / 糞便汚染源解析 / 公共用水域 / 微生物起源解析 |
研究成果の概要 |
本研究では,ウイルスやファージが高い宿主特異性を有することに着目し,研究対象流域内で採取した糞便汚染源試料を用いて比較検討することで,当該流域の水環境中における糞便汚染源解析を行う上で最適となる「ウイルス遺伝子マーカー群」を決定した。さらに,最適と判断されたウイルス遺伝子マーカー群を土地利用特性の異なる河川水試料に適用することにより,ヒトのみならず動物による糞便汚染の実態を可視化することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,環境省により水質環境基準における衛生指標を大腸菌群から大腸菌に変更することが検討されているが,大腸菌を測定するのみでは糞便汚染源となる宿主に関する情報を得ることはできない。本研究の成果は,宿主特異性の高いウイルスやファージを遺伝子マーカーとして用いることにより,これまでは明らかにされてこなかった水環境中の糞便汚染源に関する知見を得ることを可能とするものであり,世界的に見ても非常に高い学術的成果が得られている。 本研究の成果は,水環境中の糞便汚染源を特定し,適切な糞便汚染負荷低減策を採ることを可能とするものであり,健全な水環境の構築に貢献できるものであり,社会的意義も高いと言える。
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