研究課題/領域番号 |
17H03339
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
吉敷 祥一 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (00447525)
|
研究分担者 |
山田 哲 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (60230455)
浅田 勇人 芝浦工業大学, 建築学部, 准教授 (70620798)
石田 孝徳 横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (80746339)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
|
キーワード | 損傷評価 / 被災後補修 / 応急復旧 / 現地調査 / 構造実験 / 鉄骨構造 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、災害復旧資料に基づき被災後補修法の実態を明らかにするとともに、それらの実験検証によって鋼部材の損傷度と目標復旧性能に応じた被災後補修法を構築することを目的として研究を推進した。主に構造実験による検討の結果、鉄骨柱の損傷度に応じて補修材ディテールを選択する被災後補修法、ターンバックルブレースおよび露出柱脚のアンカーボルトの締め直しによる被災後補修法を構築した。また、締め直しについて、錆止め塗料を塗布しておけば、施工性の指標としたトルク係数は安定しており、現実的な条件下においても締め直しによる被災後補修法が有効であることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築構造分野では、構造部材・骨組の力学挙動の把握、免震・制振などの高性能な耐震技術の開発、既存建築物に対する効果的な耐震改修技術の開発・普及、およびそれらの設計法の構築を目指した研究がほとんどである。このような建築構造分野の多くが取り組んできた都市防災における“予防力”の研究に対して、本研究課題は“回復力”の研究として「鋼部材の損傷度と目標復旧性能に応じた被災後補修法の構築」を目標としている点に学術的な特色、および社会的意義がある。
|