研究課題/領域番号 |
17H03343
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
神野 達夫 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (80363026)
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研究分担者 |
佐藤 利昭 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (00637887)
重藤 迪子 九州大学, 人間環境学研究院, 助教 (90708463)
南部 恭広 九州大学, 人間環境学研究院, 助教 (80802298)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
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キーワード | 熊本地震 / 阿蘇市 / 長周期地震動 / 地震・微動観測 / 地下構造モデル / 特性化震源モデル / 木造建物 / 振動特性 / 微動・地震観測 / 地震動シミュレーション / 強震動予測 / 地下構造 / 地震応答解析 / 微動アレイ観測 / 地盤増幅特性 / 耐震性能 / 免震建物 / 地震観測 / 経験的グリーン関数法 / 地震防災 / 地震応答評価 |
研究成果の概要 |
地震や微動の観測から、熊本地震時に阿蘇市で観測された周期3秒の長周期地震動の成因を検討した結果、この地震動は、西原村直下の強震動生成域で発生し、それが阿蘇市の厚さ1km以上にも及ぶ軟弱な堆積層でさらに大きく増幅されたことによることが明らかになった。 また、阿蘇市の木造建物の構造調査や微動・地震観測から、その振動特性について検討した結果、2000年以降に施工された木造建物では、構造計算と地震や微動の観測の結果は整合するが、築80年の建物では、それらは必ずしも整合せず、水平構面剛性の影響などを考慮する必要があること、強震時には固有振動数が7~8割程度まで減少することなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、2016年熊本地震時に阿蘇市で観測された周期3秒の長周期地震動の成因について検討したものであるが、内陸の活断層型の地震においてこのような長周期地震動が観測された例はほとんどないため、このような地震動の成因を解明することは、超高層建物や免震建物といった長周期構造物の耐震安全性の向上に大きく貢献する。 また、本研究では、地震観測、微動観測、構造調査といった様々な調査から、建築年代の異なる木造建物の耐震性能や振動特性を多角的に検討しており、幅広い建築年代の建物が混在する木造建物の耐震安全性の向上にも資するものである。
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