研究課題/領域番号 |
17H03373
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
|
研究機関 | 東京家政学院大学 |
研究代表者 |
大橋 竜太 東京家政学院大学, 現代生活学部, 教授 (40272364)
|
研究分担者 |
後藤 治 工学院大学, 総合研究所(付置研究所), 教授 (50317343)
永井 康雄 山形大学, 工学部, 教授 (30207972)
太記 祐一 福岡大学, 工学部, 教授 (10320277)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
|
キーワード | 歴史的建造物 / 文化財防災 / 災害復旧 / 自然災害 / 防災 / 保存 / 活用 / 海外事例 / 予防 / 地震 / 火災 / 水害 / 文化財 / 制度 / 安全 / 防火 / イタリア / 復旧 / 建築保存 |
研究成果の概要 |
歴史的建造物の保存・活用において、防災対策は不可欠であるが、過去の技術で建てられた古建築に現代建築の防災技術をそのまま採用するには支障も多く、また、文化財的価値の保存と防災をどのように共存させていくかなど、解決しなければならない問題が多数ある。これは日本ばかりのことでなく、昨今、各国で喫緊の課題として取り組まれるようになった。本研究は、建築保存の先進国である欧米諸国の実情を調査し、今後のわが国の手法を検討していこうとするものである。イタリア、フランス、イギリス、ドイツ、ポルトガル、オーストラリア等で、関係者にインタビューを行い、課題を共有するとともに、解決のための手法を検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先達から受け継いだ歴史遺産を災害から守り、後世に伝えていくのは現代人の義務であろう。一方で、歴史的建造物の防災を検討する際、一般の建造物で採用されている手法をそのまま応用することは困難なことが多く、技術的にも法制度の面でも、特殊な手法を採用せざるを得ないことも少なくない。これは諸外国でも同様であり、さまざまな工夫によって対処している。そのため、わが国の今後の文化財防災を検討するうえで、各国で行われている手法を調べることは十分に社会的意義があると考える。また、本研究は、建築史学、建築構造学、建築防災学、建築法制度等、さまざまな研究成果を統合する必要がある、新たな研究領域でもある。
|