研究課題/領域番号 |
17H03406
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
倉本 繁 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (10292773)
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研究分担者 |
小林 純也 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 助教 (20735104)
伊藤 吾朗 茨城大学, 理工学研究科(工学野), 教授 (80158758)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
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キーワード | 強度・破壊靭性 / 構造・機能材料 |
研究成果の概要 |
本研究では、環境脆化を生じにくい高強度アルミニウム合金の開発指針を得るための基礎研究を実施した。析出強化合金として実用化されているAl-Zn-Mg 系合金、Al-Cu 系合金、Al-Cu-Mg系合金、Al-Mg-Si系合金を対象として、従来の析出強化とは異なる加工誘起ナノクラスターで強化された状態の試料を冷間圧延加工によって作製し、環境脆化特性の評価を実施した。その結果、これらの試料が従来の析出強化に比べて高強度を有すると同時に環境脆化を生じにくいことを明らかにした。また加工時の溶質元素の種類や添加量が強度特性に影響を及ぼすことから、これらの制御指針を明らかにすることが今後の課題と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の実施により、加工誘起ナノクラスターを用いて実用超強力アルミニウム合金を実現するための基礎的指針が得られた。特に、合金元素の種類や量が強度特性に及ぼす影響や、ひずみ速度が環境脆化特性に及ぼす影響は新たな知見であり、今後の実用化を考える上で大きなヒントとなる。また、これらの高強度化に関する金属組織学的な知見は、単にアルミニウム合金の機械的特性向上に役立つだけでなく、一般的な金属材料へ広く適用可能なものであり、その学術的、社会的意義は大きいものと考える。
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