研究課題/領域番号 |
17H03444
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
吉田 昌弘 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (50315397)
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研究分担者 |
武井 孝行 鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (90468059)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | マイクロカプセル / 修復剤 / 自己修復材料 / 複合材料 / ヒーリング効果 / カプセル化技術 / 金属触媒 / 乳化技術 / ナノカプセル |
研究成果の概要 |
材料の長寿命化対策の一つとして、修復剤入りマイクロカプセル(MC)と高分子材料との複合化により実現することが可能である。本研究では、修復剤を高含有化するコア-シェル構造のMCを開発し、そのMCの調製に関する基礎的条件の検討を行った。また、MCを複合化した高分子材料(複合材料)の自己修復能力の評価および曲げ弾性率について評価を行った。この複合材料の自己修復能力を評価した結果、触媒として臭化コバルトを用いることで比較的低温域において最大約80%の自己修復能力を付与することができた。さらに曲げ弾性率について評価した結果、複合材料中にMCを15wt%を添加しても材料の力学的特性に影響を及ぼさなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マイクロカプセルを利用する自己修復材料の開発は、修理が不可能か容易でない部材の修理にかかる時間、コスト、専門技術を必要としない点を考えると画期的な技術開発であると考えられる。また、自己修復を実現する高分子材料を基盤技術とし、自動車、航空機業界、建設などの産業界、プラスチックの減容化など環境・資源対策技術分野、リサイクル技術分野にインパクトを与え、多大な貢献が可能である。
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