研究課題/領域番号 |
17H03449
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
反応工学・プロセスシステム
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
荻野 勲 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (60625581)
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研究分担者 |
岩村 振一郎 北海道大学, 工学研究院, 助教 (10706873)
向井 紳 北海道大学, 工学研究院, 教授 (70243045)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
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キーワード | 化学工学 / 反応・分離 / 触媒・化学プロセス / ナノ材料 / 反応・分離工学 |
研究成果の概要 |
金属種が原子レベルで分散担持された固体触媒を環境・エネルギー分野の化学反応に利用する研究が活発に行われている。本研究では,層状構造をもつゼオライト前駆体を利用し,その微細孔空間内に金属超微粒子を担持する手法の創出を目指した。層状前駆体の合成条件,層間からの有機構造規定剤の抽出条件,層間に導入するアミノアルコールと金属錯体混合物の種類と組成,得られた試料の熱処理条件について検討を行った。その結果,金属錯体とアミノアルコールの選択,そして試料の活性化処理条件を工夫することで,sub-nmサイズの超微粒子が担持可能であること,得られた触媒が試験反応において特に高い活性を示すことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
貴金属を担持した触媒は,環境・エネルギー分野の化学反応に多く利用されている。希少資源である貴金属の使用量を最小にし,かつ高性能な触媒を開発するため,貴金属が原子レベルで分散した触媒に関する研究が盛んに行われている。本研究では,層状構造を有するゼオライト前駆体の構造的な特徴を活かし,貴金属が高分散に担持した触媒を合成する手法創出を目指した。検討の結果,合成時に用いる添加剤の種類と量,そして試料の活性化処理条件を調節することで目的とする触媒が合成可能であることがわかった。
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