研究課題/領域番号 |
17H03456
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
實川 浩一郎 大阪大学, 基礎工学研究科, 名誉教授 (50235793)
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研究分担者 |
満留 敬人 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (00437360)
水垣 共雄 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (50314406)
前野 禅 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (30721154)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 触媒反応 / 複合系触媒 / 酸化反応 / 還元反応 / バイオマス / ナノ粒子 / 環境調和型反応 / 規則性多孔体 / マクロリガンド / 規則性固体 / 官能基変換 / 脱酸素反応 / ファインケミストリー / 液相反応 |
研究成果の概要 |
従来型の固体触媒では困難であった、液相での官能基変換反応に適用可能な高機能固体触媒を開発するために、有機・無機化合物を触媒活性中心近傍に協奏的に働くマクロリガンドとみなす、新たな触媒設計のコンセプトの確立を目指した。その結果、フェノール類の酸化的カップリング反応、バイオマス由来化合物の炭素-炭素結合切断反応、CO2を利用したN-ホルミル化反応、アミドの還元反応、ポリマー分解反応に高活性を示す新規固体触媒系をそれぞれ開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ファインケミストリーでの官能基変換反応に適用可能な高機能固体触媒の開発を目指して、有機・無機の結晶性化合物を巨大な配位子とみなした錯体形成の概念を触媒設計に適用し、従来の固体触媒が適用できなかった温和な条件で高活性かつ高選択性を示す触媒反応を実現した。新規触媒設計概念の確立という学術的成果のみならず、生成物と触媒を簡便に分離できる不均一系触媒系の開発により、モノづくりのプロセス全体を通して、省資源・省エネルギーな化学プロセスの構築を通して、21世紀に求められる環境調和型社会の実現に向けて、触媒化学からのアプローチを提示することができた。
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