研究課題/領域番号 |
17H03461
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
触媒・資源化学プロセス
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
竹中 壮 同志社大学, 理工学部, 教授 (10302936)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 金属酸化物ナノシート / 貴金属 / 界面 / 触媒 / 貴金属ー酸化物界面 / ナノシート / グラフェン / 触媒・化学プロセス / ナノ材料 / コアシェル型触媒 |
研究成果の概要 |
貴金属は様々な触媒反応の活性成分として利用されるが,貴金属の資源量は乏しいため,使用量低減が求められる.貴金属を担体に担持することでそれらの化学的相互作用による貴金属の高機能化が期待できる.本課題では我々が独自に開発したグラフェンをテンプレートに利用した金属酸化物ナノシートの調製法と,貴金属ナノ粒子の固定化法を応用して,金属酸化物ナノシートシェル層と貴金属コアナノ粒子から構成される新規コア-シェル型触媒の開発を試みた.酸化グラフェン上にPtナノ粒子を担持し,それらをチタン酸化物ナノシートで被覆し,GOを燃焼除去したところ,Pt―チタン酸化物界面を優先的に有する触媒の調製に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
代替エネルギーの開発,環境保全,ファインケミカル合成など様々な分野で触媒の高機能化が求められている.また元素戦略の観点から,貴金属使用量低減も求められている.限られた貴金属使用量で触媒を高機能化するには,活性点あたりの機能性向上が必要となる.その方法の1つに貴金属―酸化物界面の精密設計があると考えている.本研究で開発した触媒は,貴金属―酸化物界面を優先的に有するコア-シェル型触媒である.これらの触媒を利用すれば,触媒化学で古くから注目されている担体効果を明らかにでき,触媒化学の学術的発展に大きく貢献できると考えている.
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