研究課題/領域番号 |
17H03482
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
遠藤 琢磨 広島大学, 工学研究科, 教授 (00211780)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | デトネーション / 拡大流路 / パルス運転 / 溶射 / 高融点セラミックス / 燃焼 / 高速流 / 内燃機関 |
研究成果の概要 |
短距離でのデトネーション発生と燃焼器出口の拡大との両立を図り、円筒管からコーン状流路拡大部にデトネーションが伝播する際に流路拡大部をデトネーションが通過できる条件を実験により明らかにした。また、その成果を使ってデトネーション溶射装置の出口直径を従来の10 mmから20, 30 mmに拡げ、装置を改良した。改良された装置は、従来通りの高周波数(100-150 Hz)で安定に動作した。そして実際に溶射実験を行い、それまでは溶射が困難であった高融点セラミックスの溶射ができるようになった。また、既に溶射可能であった物質に関しては、溶射ガン出口と基材との距離を出口径に概ね比例して離せるようになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デトネーションとは、通常の燃焼よりも高温・高密度・高圧の既燃ガスが生成される特殊な燃焼モードである。本研究では、デトネーションを産業応用するため、流路形状がデトネーション伝播に及ぼす影響についての基礎的な知見を得る研究を行うとともに、実際にその知見を使って溶射装置(コーティング装置の一種)を改良した。装置を改良した結果、高融点セラミックスの溶射能力が飛躍的に向上した。この溶射装置の改良により、デトネーションを利用する溶射装置の小型化が実現され、我が国の産業に役立つものと思われる。
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