研究課題/領域番号 |
17H03509
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
斉藤 輝雄 福井大学, 遠赤外領域開発研究センター, 特命教授 (80143163)
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研究分担者 |
立松 芳典 福井大学, 遠赤外領域開発研究センター, 教授 (50261756)
久保 伸 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 教授 (80170025)
田中 謙治 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 教授 (50260047)
西浦 正樹 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 准教授 (60360616)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2017年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
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キーワード | プラズマ計測 / 協同トムソン散乱 / サブテラヘルツ帯ジャイロトロン |
研究成果の概要 |
福井大と核融合研との共同研究により開発した303 GHz高出力ジャイロトロンを核融合研に設置し、使用周波数帯の異なる加熱用既設コルゲート導波管による303 GHz出力の伝送特性の計測・解析などの準備を経て、大型ヘリカル装置LHDでの協同トムソン散乱計測を実施した。ただし、現状で明確な散乱信号を得るには至っていない。 また、サブテラヘルツ帯高出力ジャイロトロンのパルス幅全体にわたる単独発振の実現とモード競合計算による物理解釈、および、設計モード以外で発見した多周波数発振現象を真空窓からの反射波とのモード競合として理論的に説明し、それぞれ学術論文として発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
協同トムソン散乱計測は核融合を目指す高温プラズマ中のイオン温度の計測法として有望である。本研究では、高密度プラズマにも適用可能なサブテラヘルツ帯周波数のジャイロトロンを用いて、核融合科学研究所の実験装置LHDにおいて協同トムソン散乱計測を行った。サブテラヘルツ帯協同トムソン散乱計測実現に向けた第一歩である。 また、高出力サブテラヘルツ帯ジャイロトロンにおける単独発振の実現や、反射波が存在する場合の多周波数発振現象の発見および反射波を取り入れたモード間相互作用としての理論的説明など、ジャイロトロン研究の学術的成果を得た。
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