研究課題/領域番号 |
17H03510
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
核融合学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
牟田 浩明 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (60362670)
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研究分担者 |
鈴木 賢紀 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (20610728)
田中 照也 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 准教授 (30353444)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,340千円 (直接経費: 11,800千円、間接経費: 3,540千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 中性子遮蔽材 / 金属水素化物 / 水素化物 |
研究成果の概要 |
原子力工学分野、またがん治療などを含む中性子工学分野において、コンパクトかつ安定性の高い中性子・ガンマ線遮蔽材が望まれている。この遮蔽材として高い水素密度をもつ金属水素化物が期待されているが、靭性や水素保持能の向上が望まれていた。本研究では水素化物を形成しない元素を加え、組織を調整することによる改善を試みた。Zr水素化物に金属Crを加えた系において、大幅な靭性と熱伝導率の増加、また水素保持能の向上が確かめられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線遮蔽材として期待される金属水素化物において、他元素を加え組織を調整することで、大幅な脆さや熱伝導率の改善、さらに熱的安定性の向上を達成した。核融合炉用の遮蔽材としてはタングステン化合物などが検討されているが、作製した複合金属水素化物は同程度の中性子遮蔽能を持ちながら、軽量かつ安価であり、原子力および中性子工学分野での応用が期待できる。
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