研究課題/領域番号 |
17H03515
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
加美山 隆 北海道大学, 工学研究院, 教授 (50233961)
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研究分担者 |
佐藤 博隆 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (30610779)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 非破壊・非接触温度測定 / 中性子共鳴吸収 / 中性子イメージング / 小型中性子源 / 熱外中性子 / 内部温度測定 / 非破壊測定 / 非接触測定 / 小型加速器中性子源 / 量子ビーム / 可視化 / リモートセンシング |
研究成果の概要 |
本研究では、非破壊で物体の内部温度を測定可能な中性子共鳴吸収分光法(N-RAS)について、作動機械を模擬した回転運動している中性子共鳴吸収体に対して粒子輸送計算の援用による温度検量線法(N-RAS/PTS法)を適用し、非破壊・非接触・リモートで回転体の温度測定が室温から600 Kまでの間で数Kの精度で可能であることを明らかにした。N-RASの測定では中性子ビームの照射野に何の制限も必要無く、加速器の運転と測定試料の回転の同期をとることも必要ない。N-RAS/PTS法は測定試料体系さえ分かっていれば事前に検量線を作成することが可能で、測定時間の効率的な利用が可能となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物体内部の温度を非破壊・非接触で測定できる中性子共鳴吸収分光法(N-RAS)について、これまで測定について制限があった運動している物体の温度測定を制限なく可能にする新しい解析法(N-RAS/PTS)を開発した。それにより装置内部で運動している物体の温度を室温から300℃まで数℃の精度で測定することが可能となった。この方法は計算機シミュレーションにより温度の検量線を作成するため、実験は必要な温度の測定で済み、実験時間の大幅な節約を図ることができる。
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