研究課題/領域番号 |
17H03516
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
畠山 望 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (50312666)
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研究分担者 |
宮本 明 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 名誉教授 (50093076)
宮本 直人 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (60400462)
三浦 隆治 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 助教 (00570897)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2019年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
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キーワード | 防災 / 原子力エネルギー / シミュレーション工学 / 触媒・化学プロセス / 原子エネルギー |
研究成果の概要 |
原子炉の水冷却配管系において,腐食環境を緩和して放射性元素による再汚染を防ぐための,白金ナノ粒子による被覆処理技術の理論的な研究を行った.有限温度のダイナミックス計算を可能とする独自の超高速化量子分子動力学法に基づき,原子炉環境におけるアノード分極曲線を計算するマクロ電気化学シミュレータ,酸化被膜のメソモデリングと併せて,マルチスケール計算化学による原子炉冷却系の腐食再汚染抑止のための基盤となる理論モデルを構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腐食をメソスケールの孔食構造まで考慮しつつ,実測と比較しうるアノード分極曲線を電気化学的にシミュレーションする研究は,現在のところ他に例を見ない.また,量子分子動力学法により,有限温度下でのダイナミックスを扱った例も極めて少ない.そのような各スケールに適した計算手法のシミュレータを繋ぐマルチスケール計算化学によって,原子炉冷却系における腐食再汚染抑止に資する独自のシミュレーション基盤を確立することができた.
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