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準安定組成領域にある遷移金属ドープ酸化リチウムの単一相合成と充放電特性

研究課題

研究課題/領域番号 17H03530
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 エネルギー学
研究機関東京大学

研究代表者

日比野 光宏  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 研究員 (20270910)

研究分担者 山口 和也  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50334313)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 採択後辞退 (2018年度)
配分額 *注記
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
キーワードリチウムイオン電池 / 正極材料 / 酸化リチウム / 遷移金属ドープ / 遷移金属ドープ酸化リチウム / リチウム過酸化物電池 / リチウム電池 / 正極活物質 / 準安定物質
研究実績の概要

種々の遷移金属をドープした酸化リチウム中では電気化学的な酸化物イオン/過酸化物イオンのレドックスが進行することが知られており,軽量な酸素種のレドックスを利用するため二次電池正極として重量当たりの大きな容量が期待されている.これら遷移金属ドープ酸化リチウムは準安定相と考えられており,固相法などでの合成が困難なことから遊星ボールミルを用いたメカノケミカル手法で合成されている.しかしこれまでに目的物の純相を得ることはできておらず,生成する遷移金属ドープ酸化リチウム,残留した出発原料および副生相に対してミリング条件との詳細な関係は明らかにされていなかった.
コバルトドープ酸化リチウム(CDL)について遊星ボールミル合成時のメディアボール径や回転速度、処理時間などを詳細に検討した結果,合成時の投入エネルギーが大きな場合には一旦生成したCDLが分解することが明らかとなった(従来の合成条件はこの条件領域に含まれていた).ボール径,回転速度を調整し投入エネルギーを適切にすることでCDL分解反応を起こさずドープ反応のみを進行させほぼ単相を得ることができ,また従来上限と考えられていた量を超えてコバルトをドープすることにも成功した.Coドープ量が増大したことでリチウムイオン電池正極としての充放電容量が向上した.さらに,合成時のボール径が大きいほどCDL粒子の凝集が抑えられることも明らかとなった.これらを組み合わせた条件(5 mmΦボール,420 rpm,100 h)によって高Coドープ量でかつ粒子凝集が抑えられたCDLが得られ,高容量(450mAh/g)での充放電サイクルが可能となることを確認した.

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (7件)

  • [学会発表] 酸素レドックスを利用したリチウムイオン電池正極材料Co-doped Li2Oの合成と充放電特性2017

    • 著者名/発表者名
      塚﨑隆志,日比野光宏,小笠原義之,山口和也,水野哲孝
    • 学会等名
      第77回マテリアルズ・テーラリング研究会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 酸素レドックスを利用したリチウムイオン電池正極材料のラマン分光分析2017

    • 著者名/発表者名
      嶋田裕太,日比野光宏,小笠原義之,山口和也,水野哲孝
    • 学会等名
      第77回マテリアルズ・テーラリング研究会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 軟X線吸収分光法による後期遷移金属ドープ酸化リチウム正極の充放電反応追跡2017

    • 著者名/発表者名
      小笠原義之,日比野光宏,槇本哲也,工藤徹一,山口和也,奥岡晋一,小野博信,米原宏司,住田康隆,水野哲孝
    • 学会等名
      2017年電気化学会秋季大会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 固体内酸素レドックスを利用したニッケルドープ酸化リチウムの充放電挙動2017

    • 著者名/発表者名
      槇本哲也,日比野光宏,小笠原義之,工藤徹一,山口和也,奥岡晋一,小野博信,米原宏司,住田康隆,水野哲孝
    • 学会等名
      第58回電池討論会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] Coドープ酸化リチウムのラマン分光による過酸化物検出と電極反応解析2017

    • 著者名/発表者名
      嶋田裕太,日比野光宏,小笠原義之,工藤徹一,山口和也,奥岡晋一,小野博信,米原宏司,住田康隆,水野哲孝
    • 学会等名
      第58回電池討論会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] 過酸化物電池用正極材料コバルトドープ酸化リチウムの最適合成条件探索2017

    • 著者名/発表者名
      塚﨑隆志,日比野光宏,小笠原義之,工藤徹一,山口和也,奥岡晋一,小野博信,米原宏司,住田康隆,水野哲孝
    • 学会等名
      第58回電池討論会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [学会発表] オペランドX線吸収分光法によるコバルトドープ酸化リチウム正極の充放電挙動解析2017

    • 著者名/発表者名
      小笠原義之,日比野光宏,山口和也,工藤徹一,奥岡晋一,小野博信,米原宏司,住田康隆,水野哲孝
    • 学会等名
      第58回電池討論会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2018-12-17  

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