研究課題/領域番号 |
17H03574
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
木村 展之 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 認知症先進医療開発センター, 室長 (80392330)
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研究分担者 |
小木曽 昇 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 実験動物管理室, 室長 (40638350)
下田 修義 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 再生再建医学研究部, 室長 (90416173)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2017年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | モデルマウス開発 / 実験動物学 / 発生工学 / 老化 / 神経変性疾患 / 疾患モデル / アルツハイマー病 |
研究成果の概要 |
これまでの研究成果により、老化に伴う軸索輸送モーター蛋白質Dyneinの機能低下がβアミロイド蛋白質(Aβ)の蓄積を引き起こす要因となることが判明している。そこで本研究では、Dyneinコンディショナルノックアウトマウスの開発を目指し、脳神経細胞特異的にタモキシフェン誘導下においてDynein特異的gRNAを発現するマウスの開発を行った。その結果、用いたプロモーターの遺伝子発現誘導レベルが弱く、Dyneinのノックアウトは認められなかった。そこで、Dyneinそのものではなく輸送機能に関連する因子の全身性ノックアウトマウスの作出に切り替えたところ、無事に目的とするマウスが得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病のモデルマウスはこれまでにも数多く作成されているが、病変の形成が認められるまで1年以上の飼育が必要になるなど、病態解析に用いる場合はもちろん、薬剤の評価系としても少なからず問題が存在する。そこで本研究では、これまでの研究成果により明らかとなった、アルツハイマー病変蛋白質の蓄積を引き起こす脳神経系の老年性変化を人為的に促進するマウスを開発し、既存のモデルマウスと交配させることで病変形成をより加速化させることを目的とするものである。 本研究の成果により、アルツハイマー病研究をより効率的に進めることが可能となることが期待できる。
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