研究課題/領域番号 |
17H03586
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター (2019-2020) 金沢大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
武田 はるな 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, ユニット長 (80647975)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 大腸がん / マウスモデル / がんドライバー遺伝子 / オルガノイド / 大腸がん抑制遺伝子 / CRISPR-Cas9 / モデルマウス / トランスポゾン / ドライバー遺伝子 / 薬剤抵抗性 / がん抑制遺伝子 / 薬剤耐性 / 治療抵抗性 / スクリーニング / 癌 / ゲノム / 遺伝子 / 遺伝学 / 動物 |
研究成果の概要 |
以前の研究において、マウス生体内で大腸がんドライバー候補遺伝子スクリーニングを行い、候補遺伝子を同定した。本研究では、候補遺伝子のがん化能検証を行う実験系を確立し、新規大腸がんドライバー遺伝子を同定することを目的とした。Apc機能欠損型変異とKras活性化型点変異を保持する大腸腫瘍由来のオルガノイドにおいて、CRISPR-Cas9システムにより候補遺伝子をノックアウトし、免疫不全マウスに移植した。これにより腫瘍形成の有無で、候補遺伝子のがん化能を評価する実験系を確立することができた。この実験系を用いて、候補遺伝子29個のがん化能検証を行い、3つの新規大腸がん抑制遺伝子を同定することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のオルガノイドを用いたがん化能検証実験系は、多くの組織に応用可能であり、急速に進むがんゲノム解読研究から明らかにされる多くの変異遺伝子が、がん形成に寄与する変異であるかを生体内で効率的に検証する方法として利用できる。今後のがん研究は、ゲノム解読によって同定された変異遺伝子の機能検証を行う方向に展開していくと考えられ、本研究で確立した方法が、がんの機序解明に大きく貢献できると考えられる。
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