研究課題/領域番号 |
17H03603
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
増田 万里 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 主任研究員 (70435717)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2017年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
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キーワード | Wntシグナル / TCF4/β-catenin 転写複合体 / プロテオーム解析 / 大腸がん / 治療標的 / がん幹細胞 / Wnt シグナル / TCF4 / β-catenin / 転写複合体 / 分子標的治療薬 / トランスレーショナルリサーチ / 細胞・組織 / 癌 / 発現制御 / シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
プロテオーム解析から得られたTCF4/β-catenin 転写複合体と相互作用する約70個のタンパク質より大腸がんの治療標的を見出すため、これらの分子についてsiRNA ライブラリーを作製し、Wnt標的遺伝子の発現定量、及び3次元培養下でWnt シグナル活性を定量化する独自に開発したWASA (Wnt signaling Activity in Spheroid Assay)法により、Wnt シグナル抑制効果を持つ大腸がん治療標的候補分子を複数同定した。更に、細胞増殖抑制効果により候補分子の絞り込みを行った。候補分子にはDNA二重鎖切断のDNA修復及び転写活性制御に関与する分子群が同定された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Wntシグナルの最下流にあるTCF4/β-catenin 転写複合体の制御の全貌を解明することは、多くの生物種において保持されているWntシグナルの機能とその分子機構を理解するうえで学術的意義が高い。一方、Wntシグナルの恒常的活性化は大腸がんをはじめとする様々ながんで報告されており、本シグナル経路に依存する発がんやがん幹細胞の維持に関わる分子機構を理解することによって、新規治療標的の同定に繋がることが期待される。本研究成果は、Wntシグナルの活性化がドライバーとなる様々ながん種に対し新たな治療薬を創出する土台を構築するもので、社会への貢献度が高く重要な意義がある。
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