研究課題
基盤研究(B)
胚発生過程において、発生時間の進行と共に、頭尾軸に沿って異なった分化細胞が体軸幹細胞より産み出される仕組みを、体軸幹細胞が存在する原条周辺(より後期では尾芽周辺)の細胞外環境と、その環境下におかれる体軸幹細胞の遺伝子制御ネットワーク(遺伝子発現状態およびエピゲノム状態)の変化という視点から研究を行い、体軸幹細胞を出発点とした新たな細胞系譜の分岐点を見出した。
脊椎動物の初期胚は多能性幹細胞から構成されるが、原腸陥入によって多種多様な体細胞系列が生み出される。こういった、体細胞系列がどういった仕組みで生み出されるかは不明であった。私たちが行なっている一連の研究では、こういった体細胞系列を産み出される仕組みについて、遺伝子制御の観点から明らかにしてきた。胚発生における細胞分化の仕組みを正確に理解することは、理学的な観点のみならず、幹細胞を出発点とした再生医療研究からも重要である。
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