研究課題
基盤研究(B)
本研究では、世界最高感度のNMR装置群と大阪大学蛋白質研究所で独自開発された自動構造計算ソフトを駆使し、高分子量蛋白質のNMR構造を決定するシステムを開発した。具体的には、全自動NMR構造解析プラットフォームMagROと独自のアミノ酸選択標識技術、既存のメチル基選択的軽水素標識等を駆使し、蛋白質複合体や蛋白質薬剤複合体の構造解析を可能にする技術の開発に成功した。
NMRによる蛋白質の立体構造決定は専門性が高く、今まで専門家以外の研究者が利用することが難しかった。本研究では、大阪大学蛋白質研究所で整備されている世界最高感度のNMR装置、小林直宏博士(現理化学研究所)が開発した全自動NMR自動構造計算ソフト、独自開発の安定同位体標識技術などを用いることで、高分子量蛋白質にNMR構造解析が適用可能であることを示した。今後は蛋白質のNMR構造解析の汎用化が進むと考えられる。
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すべて 国際共同研究 (5件) 雑誌論文 (14件) (うち国際共著 9件、 査読あり 14件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 3件、 招待講演 7件) 備考 (1件)
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