研究課題/領域番号 |
17H03644
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山下 敦子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (10321738)
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研究分担者 |
日下部 裕子 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, ユニット長 (90353937)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 味覚受容体 / 受容体 / 結晶構造解析 / シミュレーション / 味覚 / 一分子計測 |
研究成果の概要 |
食物に含まれる様々な化学物質を感知する味覚受容体について、現在唯一立体構造解析が可能なメダカ味覚受容体T1r2a/T1r3味物質認識領域試料を用いた構造解析と、同試料や受容体全体を用いた機能解析を行った。同受容体の応答を阻害する物質を新たに見つけ、さまざまな条件下での構造を解析した結果、味覚受容体の味物質領域が多様な構造をとること、この多様な構造の存在比が味物質の結合に伴い変化することを明らかにし、構造のダイナミクスの変化が味覚受容体によるシグナル伝達と関連する可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで味覚受容体の構造解析はあまり進んでおらず、得られていた構造情報は研究代表者らが解析したメダカ味覚受容体T1r2a/T1r3味物質認識領域の味物質結合状態のみであったが、同領域がどのような構造を取りどのような構造変化をするかの情報が得られたことで、味覚受容体によって味物質情報がどのように変換され生体内に伝えられるかを理解していく上での基盤となる情報が明らかとなった。また、受容体作用物質探索の過程で、味覚受容体に対する味物質結合をハイスループットで解析する系を確立した。この系は今後新規味物質開発に有効な解析系として応用できる可能性がある。
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