研究課題/領域番号 |
17H03667
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 福岡大学 (2019) 九州大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
小柴 琢己 福岡大学, 理学部, 教授 (70403970)
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研究分担者 |
渡邊 利雄 奈良女子大学, 自然科学系, 教授 (60201208)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | ミトコンドリア / 分子基盤解析 / 高次機能 / 自然免疫 / RNAウイルス / プロヒビチン / X線結晶構造解析 / ダイナミクス / 抗ウイルス自然免疫 / 細胞内シグナル伝達 |
研究成果の概要 |
ミトコンドリアは、真核細胞においてエネルギーの産生以外にも多くの生命活動で重要な役割を担うオルガネラである。その形態はユニークで、動的に融合と分裂を繰り返すダイナミックなオルガネラである。本研究では、哺乳動物におけるミトコンドリア・ダイナミクスの分子基盤解析を通じて、この現象の高次生理機能への意義を明らかにすることを目的とした。本研究では、期間全体を通じてミトコンドリア・ダイナミクスの調節機構に関わる分子群の探索を試みた。その探索結果を基に、同定された各候補分子の構造機能解析を進め、最終的にそれら因子による高次生理機能への役割を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、哺乳動物におけるミトコンドリア・ダイナミクスの生理的な重要性と、その仕組みに関して分子レベルで明らかにした課題である。具体的に達成された事項として、ミトコンドリア・ダイナミクスに関わる新規な分子群を明らかにし、それらを介した抗ウイルス免疫への作用機序も明らかにした。一般に、ミトコンドリア・ダイナミクスの破綻は、神経変性疾患の発症や目の異常以外にも、糖尿病やガンの発病などとも深く関係し、私たちの健康に多大な影響を及ぼすことが知られている。今回の研究成果は、このような疾患や病態の仕組みを理解する上で学術的な知見を提供することに繋がると思われる。
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