研究課題/領域番号 |
17H03681
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
川原 敦雄 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (10362518)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | ゲノム編集技術 / TALEN / CRISPR/Cas9 / スフィンゴシン-1-リン酸 / S1P受容体 / Spns2 / 脂質メディエーター / ゲノム編集 / 造血発生 / ゼブラフィッシュ / spns2 / スフィンゴシンキナーゼ / 形態形成 / 発生・分化 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、脂質メディエーターであるスフィンゴシン-1-リン酸(S1P)の形態形成における生理機能を明らかにすることである。ゲノム編集技術を用い網羅的なS1PRの機能欠損ゼブラフィッシュ変異体を作製し、それらの表現型解析を行った。全てのS1PRを破壊した7S1PR変異体は胚性致死の表現型を示した。7S1PR変異体はS1PR2変異体で観察される二叉心臓に加えて、赤血球や血管細胞の形成不全といった造血・血管発生異常を示すことが明らかとなった。これらの結果は、S1Pシグナルが心臓発生のみならず造血・血管発生に重要な役割を担っていることを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脂質メディエーターであるスフィンゴシン-1-リン酸(S1P)の生理機能は十分には分かっていない。本研究では、ゲノム編集技術を用い全てのS1PRを破壊したゼブラフィッシュ変異体の表現型解析から、S1Pシグナルが造血および心血管発生に重要な役割を担うことを明らかにした。哺乳類において本研究で解明されたS1Pの新機能が保存されているかを調べることで、S1Pシグナルの総括的な理解が深まることが期待される。
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